なっちの日記

長野県高山村在住の私が見てきたものや聞いたこと

圏外クエスト

こんにちは!

 

梅の花もオオイヌノフグリもたんぽぽも咲き始めました。

私はリビングの大きな窓の近くがめちゃくちゃ好きです。ポカポカだから。

インドアな私がお家の中でもぎりぎりアウトドアな場所に居たくなる。

春ですね。

 

今日はこんな陽気な日にド冬の思い出を語りたいと思います。

 

 

実は私、先日、地元信州高山村で行われた

圏外クエスト】なるものに参加してきたのです!!

 

 

圏外クエストとはなんぞ、と思いますよね。

ざっくりいうと、

山って電波ないよね!ネットほんと繋がらないよね!

もうどうせならデジタル機器捨てて、解放されてみるか!

ついでに自然満喫しちゃうか!

みたいな感じです。たぶん。

 

 

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集合と同時にスマホが回収されます。

 

主催者はノリノリでそれっぽいケースを用意しておいてくれました。

配置を考えてなんとか全部収める。

 

 

今回は圏外の条件下で”かんじき”を履いて雪山を駆け回るそう。

こちらのイベントも楽しみ~

ということで雪山へ移動。

 

車の中では自己紹介タイム。

当日の参加者は主催者含め7名。

私は主催者以外の方々と会うのが初めてだったのでかなり緊張していました。

アットホームな雰囲気でお話出来たのが本当にうれしかった。

出会いに感謝です。

 

観光地のツアーってグループごと固まっているし、

あまりグループを超えて交流することはないのかなって思います。

が、この企画は違います。

 

ざっくりいうと、人類皆兄弟。ごりごりに仲良くなれちゃいます。

知り合いがいなくてもいつの間にかみんな仲良しなのでモーマンタイ。

素敵な出会いがあるのもこのイベントの魅力だ~

 

 

 

なんやかんやで山に到着。

各々準備して、雪山を案内してくれるガイドのキタさんと出会います。

このキタさんもとってもいい。スマートなワイルドさ。

山を知り尽くしていて、余すことなく教えてくれます。

最高のカメラアングルも教えてくれる。

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かんじきについてレクチャーしてもらい、冒険スタートです。

リフトで山を登ります。

YAMABOKU名物、一人乗りリフト。

 

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高所恐怖症気味の私はビビりまくりです。

よく見ると棒にがっちりつかまっているのが見えますね。

そんな恐怖体験を2つ程乗り継いで到着。

 

 

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んもう、見渡す限り雪雪雪。

下界も見えます。

 

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これかなりいい写真。

 

 

キタさんの案内の元、雪山を歩きます。

 

 

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スキーやスノ―ボードを履いては入れない場所も

かんじきならOK。

ロープの中に入るなんてしてはいけないことしてるみたい。

子ども心がうずきます、わくわく。

 

「閉鎖」のロープをくぐったあたりからまだだれも踏んでいない新雪ゾーンにはいりました。

その感触いつぶりだろう。ふわっとしてぐにっとして。

一歩一歩が楽しい。ドキドキ。

ドキドキに伴って体中に血が巡ります。

なんだこれ、楽しすぎる。

 

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休憩もします。

主催者の粋な計らいであったか~いコーヒーをいただきます。

重たいのご苦労様でした。めちゃくちゃ美味しかった。

ガツガツのアウトドア企画じゃないところも、運動不足の私にはちょうどいい。

適度に休んで、少し心につもった気持ちを共有して、また進む。

 

 

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坂も上ります。白すぎてよくわかりませんが、けっこうな傾斜。

ちょっと汗ばむくらい。でもわしわしと進む。

キタさんいわく、丘の上にたどり着いた時の達成感がすごいらしい。

信じて、ひたむきに。

いつの間にかひたむきになります。大自然の前では謙虚になってしまうのかな。

 

 

そしてたどり着く、てっぺん。

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ふああああああ。

見晴らしがいい。普段下から見上げている山々の多くが下に見えます。

達成感がハンパないです。最高。気持ちいい!

爽快な気持ちが心いっぱいに広がります。

やっほーーーーーー!!

 

 

その後もスリル満点の天然の滑り台(坂)で滑ったり、

新雪をザックザックと走ったりして下界を目指します。

 

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 やっほーーーーーー!!

 

 

 

山を登るウサギや、ウサギを追いかけるキツネの足跡、

木の周りを走り回ったのであろうリスの足跡、

ふわっふわの雪に太陽の光が反射するとめちゃくちゃキラキラすること、

そんなこんなでいちいちドキドキしていると

スタート地点に到着。

本日の冒険はここで終了です。わお。

 

冒険が終わった後はミラクル美味しいお昼ご飯を食べて、

ゲレンデを見渡せるハイパー豪華な温泉に入ります。

このころには参加者同士かなり打ち解けてます。

自分のこれまでや夢について語りあったりしちゃいます。

こんな時間も本当に有意義でした。

性別や生い立ち、職種が異なる人同士が話して、

共感したり、されたり、アドバイスしたり、されたり、

機会があればするかもしれないけど機会がなかったらできない。

このイベントはそんな機会にもなるな~

 

 

集合地点に向けて出発。

帰りの車では、参加者同士で感想を共有します。

だれからともなく思ったことを口にできるのもいい。

旅行の帰り道って、その旅のまとめとして思ったことを書いて

写真なんかつけてどーんとSNSに投稿したくなるけど

このクエストはそれができないのです。

 

だから、言葉にして声に出して同じ体験をした仲間同士で共有します。

自分が言葉にできなかった思いを誰かが表現してくれて激しく共感したり、

同じことをしてたのに「そうやって受け取ったのか~!たしかに!」

と、新たな発見があったりして、どこまでもにやけちゃう企画でした。

 

 

 

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こんなわくわくが詰まったイベントを企画してくれたのがこちらの方。

休憩を見越してみんなのために重たいホットコーヒーを背負ってくれた

たまーに気が利くやつです。

 

 

 

こいつが企画する【圏外クエスト その2】が4月23(土)24日(日)に開催されるので

みなさんも参加してみてください!!

こちらからこの企画の狙う効果などもよくわかると思われます。

peraichi.com

 

 

 

ちなみに私も参加する予定です。わくわく。

 

 

 

書きたいことが多すぎて長くなってしまいました。

お付き合いしていただいた方ありがとうございました。

 

 

 

 おわり。

 

 

 

 

まとめ

・かんじきは思ったよりも軽かった。

・ウサギは後ろ足の足跡の方が大きく残る。

スマホをもっていないと口でのつぶやきが増える。

・人との出会いってものすごい。

・大自然の中で食べる手作りクッキーとコーヒーの美味しさ。最高。